デザインするときに気をつけている8つのこと

こんにちは!デザイナーのうっちーです。
今回は、私がデザイン業務を進めるときに気をつけている8つのことを紹介したいと思います。
すごく基本的なことも多いとは思いますが、自分に言い聞かせる意味も含めて書いていきたいと思います。
1. ターゲットの絞り込み
一番最初に考えるのは、「これは一体誰に向けたデザインなのか?」ということです。
ターゲットの絞り込みですね。
例えば、
- 性別
- 年齢層
- ○○で困っているユーザー
- △△をしたいと思っているユーザー
- □□を探しているユーザー
などなど。
こういった特定のユーザーの中から、どのようなユーザーに向けたデザインにするのかを考えます。
そもそもターゲットとは、商品やサービスを必要としてくれるお客様のことです。
そのお客様の中でも、とくに行動してもらいたいお客様にターゲットを絞り込むことことで、デザインの構成、テイスト、サイズなどが細かく決められるようになります。
逆に、ターゲットを上手く絞り込めていないと、デザインも方向性が分からず迷子になってしまいます。
なので、誰のため、誰にアプローチをかけたいのか、ということを一番最初にはっきりさせるようにしています。
2. 目的を明確にする
こちらも、上記に挙げた「ターゲットの絞り込み」と同じくらい重要な作業です。
ターゲットにしたユーザーに対する目的は何なのかを明確にしなければいけません。
それによって、イメージカラーやレイアウトなど、デザインにおいて重要な部分が決まってくるからです。
例えば、目的の例を挙げると、
- 商品の購入
- お問い合わせを増やす
- 会員登録数の向上
- 会社・ブランドの認知度向上
これだけでも、目的に合ったデザインは変わってきます。
例えば、「商品の購入」を目的とするのであれば、商品詳細を充実したデザイン設計にするなど。
「会員登録数の向上」を目指すのであれば、会員登録することのメリット・魅力が伝わるデザインを考えなくてはいけません。
このように、「ターゲット」と「目的」がしっかり定まっていないと、理想的なデザインは仕上がりません。
ですので、「ターゲットの絞り込み」と「目的を明確にする」ことを、常に頭に置いてデザインするように心がけています。
3. オーダーの意図を理解する
社内のデザインを進めていくうえで、「ここはこういう風にして欲しい」という指示を受けることが結構あるのですが、この要望には何かしらの意図があります。
この意図を理解したうえでデザインするのとしないのでは、出来上がるものに大きな差が生まれてしまうと考えています。
例えそのオーダーが難しかったり、厄介なものだったとしても、それをどうにか形にするのがデザイナーだと思いますし、きちんと意図を理解したうえでデザインすれば、また違った作り方を見出すことができると考えています。
4. 下調べをする
自分が担当するものが分かれば、なるべく早くリサーチをかけるようにしています。
例えば、私が最近作成した事業承継制度のチラシでいうと、
- 事業承継制度とは一体どんな制度か?
- 伝えるべき重要な情報は何か?
- どのようなデザインテイストのチラシが多く作られているか?
などを調べることによって、どんなものに仕上げたらいいのか、早めにチラシのイメージを固めることができます。
情報的・クリエイティブ的な意味でも下調べはとっても大事で、ここを疎かにするとロクなものは作れないと考えています。
5. 読ませるストーリーを考える
写真、イラスト、キャッチコピーなど、デザインは様々な要素で構成されています。
これらの要素をどのようにレイアウトするかで、ターゲットに与える印象が変わり、目的の達成に大きな影響を与えます。
きちんと考えてレイアウトされたデザインは、ストーリーをたどるように情報を与えることができ、最終的に最も伝えたい目的へターゲットを導くことができます。
6. 人の感想を聞いたり反応を見る
ある程度デザインが固まったら、誰かに見てもらうようにしています。
そして、実際にデザインを見てもらったうえでの感想を聞いたり、反応を見ます。
デザインのテーマや目的は分かっていても、最初から最後まで自分の枠の中で完結させてしまうと、自分主体のデザインになってしまうのであまりいいものは出来上がりません。
そうなってしまう前に、自分で方向修正するという意味でも、人の感想を聞いたり、反応を見るようにしています。
7. ほったらかす
いきなり言われても意味が分からないと思いますが、「ほったらかす」ことは非常に重要なことだと考えています。
ずーーーーーっとPCとにらめっこしていると、自分が作ってるものがいいものか悪いものか分からなくなってきます。
で、「めっちゃいいの出来た!」「完璧!最高!」となっても、次の日改めて見るとがっかりするようなデザインだった、ということも多いわけです。
なので、デザインの良し悪しが判断できなくなったら、思い切って一旦ほったらかすようにしています。
休憩したり、別の業務を行ったりして時間を空け、その後改めてデザインを見直したとき、違和感なくしっくりくるようなものであれば、自分が正しかったんだなと思うようにしています。
8. 好きでいる
これは説明するまでもないと思いますが、「好きこそものの上手なれ」ですね。
デザインが好きな人であれば、ピザ屋のチラシ1枚で十分楽しめると思います。
色々なデザインを見るのは今後の参考にもなりますし、日常で目にするものを、ふいにじっくり観察してみると、新しい発見やヒントを得られることもあります。
また、デザインだけでなく、クライアントやその商品・サービスのことも好きでいたいと思っています。
サイト制作のオーダーが入れば、商品・サービスの資料を熟読し、私自身がその商品・サービスを欲するくらいのファンになります。
そうすることで、その気持ちがデザインにも現れ、理想的なものが出来上がるきっかけになるのではないかと考えています。
まとめ
今回は、私がデザイン業務を進めるうえで気をつけていること・考えていることを書きました。
文字に書き起こしていて、まだまだだなぁと感じるところが多いですが、やはり一番大切なのは、どれだけお客様の目線に立って考えられるか、というところだと思います。
お客様はどう感じるのか?お客様自身は満足しているのか?
そういった“思いやり”のあるデザインを今後も心がけていきたいと思います。
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