【チャレンジタイムス】目指すべきは「安心と納得」

皆さま、こんにちは。
この度、弊社の新たな取り組みをブログ記事として投稿いたします!
シリーズとして今後定期的に投稿いたしますので、ぜひお付き合いくださいませ。

 

私たちアカウティングプロは、弊社のサービスを通じて、日本全国の中小企業の「チャレンジを応援する」会社でありたいと考えています。
今までたくさんの中小企業さまとご縁があり、さまざまなチャレンジを目の当たりにしてきました。
こうしたチャレンジを行う経営者さまの姿を私たちの中だけにとどめておくのはもったいない!ということで、この度「チャレンジを応援する」をテーマに、各業界でご活躍なさっている経営者さまに、それぞれのチャレンジについてお話いただくことにしました。
経営者という立場でどんなことを考え、どんなチャレンジをしているか、そこにはどんな苦労や楽しみがあるのか・・ざっくばらんにお話しいただきます。

第1回目は、小倉悠治法律事務所の小倉悠治先生です。

小倉悠治法律事務所
石川県金沢市で、企業経営者さまや自所の従業員のために「安心と納得」というミッションを掲げている小倉悠治法律事務所の小倉悠治先生。顧客が抱えるトラブルを解決するだけでなく、そもそものトラブルを未然に防ぐ「予防法務」に尽力し、企業の成長と発展を支援されています。今回は、小倉悠治先生のこれまでとこれからのチャレンジと、注力されている顧客支援と人材育成についてお話いただきました。
▼HPはこちら
https://ogura-kigyohoumu.com/


企業経営者に愛される弁護士を目指して創立された小倉悠治法律事務所。人事労務関連や事業継承の問題など、経営者の方々が安心して経営に専念できる環境づくりを目指し、法務面だけでなく財務面や心理学の視点など、多方面からの的確な支援が受けられる、他に類を見ない法律事務所です。さらに補助金・助成金の申請支援も開始。すべては顧客に対するサポートの重厚化が目的です。顧客と従業員の「安心と納得」のために尽力し続ける小倉悠治法律事務所に、顧問先からの感謝の声が後を絶ちません。

健康と教育には金を惜しんではいけない

ーーこれまでのチャレンジとして、昨年の「Dr.プロフィット」(補助金申請支援フランチャイズサービス)へのご加盟がありますが、約1年たった今、ご状況はいかがですか?
当初スタッフの一人が担当者としてやり始めましたが、何もノウハウがない状況だったので、そこからDr.プロフィットを利用させていただきました。
例えば申請書のひな型やOJT でのご支援をいただき、さらに社内体制として経理スタッフをはじめ支援体制も組みながら、“スタッフ自身のレベルアップ”という軸で進めてきました。今はひとつの部門として、回るようにはなってきたかなという感じですね。
うちの場合は私の知り合いや顧問先からの依頼がメインなので、そんなに爆発的に依頼があるわけではないです。定期的にご依頼をいただき、そこで経験を積み重ねていくことができているのかなと思っております。

ーー昨年の2月に小倉先生には弊社の勉強会にご参加いただきました。先駆会(経営革新先駆会)へのご入会とほぼ同じタイミングでDr.プロフィットへご加盟いただき、すごいスピード感だなと感じました。「まずは先駆会だけでいいかな」という思いはなかったのでしょうか。
「健康と教育には金を惜しんではいけない」と私は思っています。
若杉先生がやろうと思って自信を持ってやっていらっしゃることなのだから、どうなるかわからないけど全部乗ってみましょうということですよね。支払ったお金が回収できるかどうかなんてわからないわけですよ。値段は忘れましたけど(笑)。だって投資なんだからね。でも、補助金申請支援をやるって決めたら、もうガツンとやる。1億円の投資って言われたら「できない」となりますが、このくらいの投資であれば、そりゃもうやれば良いと。
逆にそれだけの投資をしたということを、スタッフにも伝えてあります。「この金額投資したんだからちゃんと使わなかったらどうなるかわかってるだろうな!」みたいな感じですよ。(笑)
「使わなきゃ損なんだ。もっとちゃんとOJTも使いなさい」という風に言いました。

ーー元々、若杉のことを何かで知っていただいていたのでしょうか。
全然全然!初めは私が認定支援機関に登録して、コロナ禍だし「これからどうして行こうかなー」と思っていたところに若杉先生からDMが送られてきました。セミナーへ参加して、その後話をししたら「話の合う人だな」と思って、そこで意気投合みたいなところですね。最近全然ご無沙汰ですけどね、お互いに。(笑)

補助金申請支援は自分が関わりのある方々の支援の一環

ーー今後案件を獲得していくなかで、紹介の他に意識されていることはありますか?
補助金であれば、私は紹介だけで良いと思っています。補助金だけでマーケティングしようとは思っていないです。

ーー今後も補助金申請支援の案件を獲得されるのは、小倉先生が動かれるのでしょうか。
私しかいないですね。他の質問にも関連するのかもしれないですけど、私が補助金支援しているのって、元々顧問先支援なので。立ち位置がそこにあるので、それで一事業部門としできれば良いとは思ってるけれど、それだけで食べていこうとしてるわけでもなければ、それだけで爆発的に儲けようとか、そういう考え方でやってるわけではないんです。
あくまでも自分が関わりのある方々の支援サポートの一環として、補助金申請支援を位置づけているだけなので、そこは他の方と違うかもしれないです。既存の顧問先がいて、その先には顧問先ではないけれども、私のこと知っている、たまに相談があるっていう人たちもいるし、そういったネットワークが北陸地域において既にあります。
その方々に、より企業支援を重厚にしていく一つの手段として、補助金申請支援っていうものを位置づけているということから、もうそこはそんなに出るつもりもなくて…私の「補助金申請支援」というものは、そういう考え方ですね。

ーー補助金申請支援はスタッフさまが担当されていますが、最初のヒアリングからスタッフさまが入られているのでしょうか。
それは人によります。ただそこは教育だし、私のヒアリングを見せてから、彼が自分でヒアリングをやってみて、「何でこんなに違うんだろう」っていうところに直面させないと、勉強にならないなというところはあります。
この前から「とにかく自分のヒアリングを録音して、全部聞き直しなさい」と言ってます。正直、「文字起こしもしなさい」とも言いました。ヒアリング能力もそうなんですけど、落とすんですよね、聞いてる内容を。自分の知らないワードだったり自分の認識に登らないものが出てきたりすると、欠落するんです。だから、聞いている内容を落としていることに、まずは気づいてもらわなければいけない。そしてそこを伸ばしていくことが大切でしょうね。まあ、アナログだし面倒くさいけどそこまでやらせないと伸びないです。やらせてみるとびっくりしていました。「こんなに落としていたのか!」って。製造業の方のヒアリングのときに、単語がわからなすぎたんですよね。想像ができない世界だと思います。

助成金分野でさらなる顧問先の支援を

ーー今後のチャレンジとして、何か先生の中でお考えのことはありますか?
「顧問先の支援」のために何ができるのかというところでしか考えていないので、それのひとつとして今後のチャレンジというと…うちの事務所は法律事務所なので弁護士資格保有者がいますから、社労士の資格が取れるんです。司法試験に受かってると、登録するだけで社労士の資格が取得できるので、助成金や補助金分野の隣接分野で、より顧問先の支援ができるような体制を構築できるかどうかというところを今模索しているところです。
あとちょっとやってみたいなと思っているのが、出向ですね。顧客先もそうだし、他の仕業も含めて、一か月~半年くらいの長期でね、スタッフを外に出して勉強してこいと。そういうのも大事なんじゃないかなって思います。

うちは「安心と納得」これ一本です

ーースタッフの方は「うちは、安心と納得これ一本です!」とおっしゃっていました。理念を従業員のみなさまにどんな風に共有されているのでしょうか。
理念の仕掛けとしてひとつあるのは、一年に一回のキックオフミーティングと四半期ミーティングで、理念について確認をしています。毎日唱和とかはしていないんですが、「安心と納得」とはどういうことかという解説もしますし、そこで議論の場も設けます。
みなさんに「安心と納得」と聞くと、顧客の安心と納得って思うんですよね。いやいや、顧客の安心と納得もそうかもしれないけど、それだけじゃなくて、それをやるためには従業員の安心と納得が先にないとできないでしょうと思っています。顧客に安心と納得が与えられたら、顧客の先にいる人達の安心と納得も考えないといけない。安心と納得っていう言葉自体をどうとらえているかは、人によって様々です。だからそこは、本当に何が正解というわけではなくて、考えをシェアしたり意見交換をしたりすることが大事なのかなと思っています。
あとは日報に、“安心と納得につながった行動”というのを書くようにしています。日報っていうのは本当は毎日出さなきゃいけないんだけど、みなさん忙しくなると出さないっていう人が多いので…“日”報じゃないなーみたいな感じだけど(笑)。それでもいいんです。毎日じゃなくても出してもらえばね。日報に書かれた“安心と納得につながった行動”に「これは!」と思ったものがあれば、それを朝礼で発表することもあります。さらに、一週間に一回金曜日に作文も一応書かせていて、この一週間にあった出来事で「安心と納得」につながった行動って一体何ですか?という内容の作文を書いてもらっています。その作文も一枚ちゃんと書いてくる人もいれば、4行ぐらいで終わる人もいますが、いいんです、そんなことは。書いてもらった中で良いものがあれば、また朝礼で発表ということもあります。そうやって日々の行動で「安心と納得」につながったものが何かってことを、拾い上げて共有して、あと当然ミスや何かがあったときも、その行動が「安心と納得」につながっていくかということを指導教育の中で常に問いかける。「安心と納得」という観点からいったら、「他にどんな行動が考えられますか?」ということを考えることによって、曲がりなりにも言葉だけは覚えていられます。
ただ、個々の事例ではなかなか難しいですよね。フォーミーな行動をみなさん取るので。そういうときは言います。「今どっちに視点向けてるの?」「誰に視点向けてるの?」って。「誰のためにそれやってるの?はっきり言ってあげよっか。それは自分のためにやってるからね。」という感じでやっています。少しずつじゃないかな、とは思いますけどね。

ーー日報と一週間に一回の作文なんですね。
なかなか、みなさん書かないでしょ?

ーー(笑)。日々の振り返りにもなりますね。
基本的にうちの日報は、予定を書いて、その横に実際の行動を書いて、「安心と納得」につながった行動ですとか、グッジョブ・バッジョブとかを書くようになっているので、書こうと思うと結構大変かなとは思います。でも、書いてくれれば自分のためになります。

新しい情報は人との会話から

ーー日々の経営やマーケティングについてお伺いします。日々の業務の中で、新しい学びや情報は、どのように得ていらっしゃいますか ?YouTubeを見ているとか、こういう本をこういう時間に読んでいるとか…。
どの分野の情報かによりますよね。一番は、やっぱり生の情報ですよ。人から話を聞くって言う。それが一番だと思いますよ。顧問先とのやり取りや会社訪問などで、本当にいろんなことを聞くので。人からの生の情報というのがどんどん入ってきます。それこそ、 YouTube は見ないけども、 Facebook とか。本の投稿などをする人から情報を得て、それは良いなと思ったら普通に買います。当然、日経新聞の広告で、これ良いなと思ったら、その記事を読んだりすることも。でも一番は、やっぱり人から聞いた内容の方かなと思います。新しいことって意味がないとは言わないけど、なんか陳腐化しますよね。それよりももっと根源的なというか、本質的なものの方が役に立つなと思います。結局、人間関係・コミュニケーション関係とかだったら、いつまでたっても「デール・カーネギー」の「人を動かす」の方が、最近出てくる本よりも、はるかに良いと思います。
あと、最近ずっと読んでいるのは家康の小説ですね。「家康」っていうのがタイトルね。26巻くらいあるんですが、めちゃくちゃ勉強になります。

ーー読書の時間は、1日にどの程度ですか?
業務に関連するもの以外の読書は一日当たり10分とか20分とか…そんなもんですよ。隙間時間でちょっとぐらいだと思います。徳川家康は、著者が山岡荘八のものです。司馬遼太郎の本は、家康のことをあまり書いてないので。300年も続く幕府を作るだけの方なので、やっぱり教育方法とか、視点とか、交渉の方法とか…そういうのがやっぱり巧みなんですよね。フィクションも混じっているとは思いますが、そこら辺が全部出てくるので、すごく勉強になるなと思います。部下育成とかも相当学べますからね。ちなみに、Twitterとかで情報収集とかはしないです。

「10点満点で3点」気づいていない可能性がまだまだあります

ーー今の先生の事務所の状態を10点満点で表すと何点ぐらいで評価されますか?
自分の中の理想を基準にしてだったら、まだ3点ぐらいですよ。
本当にまだまだ成長余地があるというか、本当によく言うんですけど、スタッフのポテンシャルがやっぱりまだ全然発揮できていない。「いや、こんなもんじゃないでしょ!」っていうところですね。雰囲気とか仲の良さとかそういうのだったら、10点満点だと思いますよ。でも個々の力がどれぐらい出せているかを考えると、「そんなもんじゃないでしょう」って思ってるんです。個々人は限界みたいに思ってるのかもしれないけど、私はまだまだいけると思っています。いつも言っているんですよ「こんなもんじゃないよ」「もっと大きなことできるんだよ」って。すると「ようやく最近気づきました」とか言って。どこで気づいたんだか。(笑)

ーースタッフの方、お一人お一人への期待が大きいですね。
期待って可能性ですよね。可能性はまだまだあるはずなんですよね。本人が気づいていないからしょうがないんだけど。

ーー他はいかがですか?
本当にそこだけです。スタッフ全員が自分の可能性に気がついて、自分の力を発揮している実感が持てるというところに持っていかないとと思っているので。そこまではまだまだだなーっていう感じですね。そこだけですね。

スタッフの可能性をあきらめない

ーー小倉先生の好きな言葉はございますか?座右の銘のような。
好きな言葉ですか…パッと出てこないです。座右の銘や好きな言葉よりも、「スタッフの可能性をあきらめない」ということですよね。
絶対こっちからは手を離さないし、可能性は絶対信じるし、本当にそれだけですね。だから10点中3点っていうと、なんだかすごく低いって解釈として思えるかもしれないけれど、逆にいうとそれだけ可能性があると思っているということなんです。だから「3点」ってつけたい。伸びしろがまだまだ十分あると自分は思っているので。その舞台、機会をどれだけ提供できるのかってことですよね。人の成長ってね、どこで開花するか全く分かんないんですよ。だからとにかく機会を増やすしかないんで。ここは色々やってますよ、これでもかっていうくらい。

一番の到達点は「あなたに会えて良かった」

弁護士として関わる中で、一番の到達点として考えているのは「あなたに会えて良かった」という気持ちを持ってもらえるかどうかで、従業員にとっては「この職場で良かった」っていう風に思ってもらえるかどうかかなと思っています。今はスタッフのみんながそういう気持ちを持ってくれているとは思います。
個別に面と向かって聞いたわけじゃないですけどね。例えば、昨年の年末に忘年会を温泉でやったんですが、全員来てくれました。スタッフのお子さんとかもね、家族連れで参加するぐらい。今度も8月に北海道の旅行を企画しているんですけれど、それも全員来るという状況なので、そういうところを見ると、良い雰囲気を保っているんだろうなという風に思います。

顧客支援とスタッフの可能性模索へのチャレンジ

予防法務を通し、顧客にとって「必ず守ってもらえる」存在である一方で、法律という枠にとらわれずに多方面からの支援に尽力し続ける小倉悠治法律事務所。11名のスタッフさまがいらっしゃり、「1人1人が伸びしろだらけ」という思いのもと、小倉先生は様々な機会を提供されています。事務所全体の可能性の高さを感じずにはいられません。また社員旅行にスタッフさま全員が参加なさることからも、小倉先生の求心力が見て取れます。小倉悠治法律事務所の今後の更なるチャレンジ、とても楽しみですね。

小倉先生、この度は貴重なお話をいただきありがとうございました!

 

 

(取材・文/株式会社アカウティングプロ チャレンジタイムス担当)