ものづくり補助金 電子申請あれこれ

お久しぶりです、つるつるです。

9月20日(金)※まで平成30年度ものづくり補助金の二次公募があり、
弊所も「もの補助体制」で進めておりましたが、
無事申請が完了してホッとしています。
※一部台風被害の有った地域におきましては期日延長中です。

今回はそんなものづくり補助金を振り返ってみたいと思います。

◆電子申請

 

◎概要

今回の一番大きな変更点は

『電子申請のみ受付(郵送による申請の終了)』

という点でしょうか。
弊所では今までほぼ郵送申請で案件対応しておりましたので、
電子申請の方式を理解するのに手間取っていました。
ただ、わかってしまうと電子申請の方が楽だった、という感じです。
この辺りはIT産業全体にも言える事ですね。

ここからは実際に切り替えてみてわかった事を挙げていきます。

 

◎負担の軽減


郵送申請では下記のような手間がありました。

・バインダー(最低6冊)の作成
・申請書への申請者の捺印
・CD-Rへの書き込み
・その他段ボールなどの手配

改めて見ると非常に面倒ですね。
紙媒体で送っているにも関わらず、結局CD-Rにデータを書き込まなければならないとか。
副本も5冊以上(地域事務局によってもっと必要な都道府県もありました)、
事業計画書などを一通り印刷して綴じこむ訳ですから、
手間も費用(紙代・印刷代)も馬鹿になりません。

 
この辺りは弊所が主体で進めておりましたが、
捺印や署名などはお客様にしてもらわなければいけません。
一度お客様の元に送って、そこから更に発送していただく、
という形になるのですが、全国対応していると当然距離の遠いお客様もいらっしゃいます。
前日発送では間に合わず、何日も前に発送もしくは特急便を使う事もありました。

 
電子申請ではそういった不便がほぼありません。
基本的にデータで提出するので、
紙媒体や捺印が必要なのはせいぜい加点資料の提出ぐらいです。
これは弊所としても資料収集・提供が楽であると同時、
お客様への負担も大きく軽減できたのではないでしょうか。

 

◎様式の違い


郵送申請では規程の様式(Word)があり、そこにすべてを記載していく方式でしたが、
電子申請は事業者の概要情報・金額情報などは入力で済ませる方式です。
入力フォームではエラーチェック機能がしっかりしているので、
こういった点で申請不備が発生しにくいのも電子申請の利点の一つに感じました。

 
一方で、事業計画の本文は文章記入と文書添付のどちらかを選べます。
文章のみだと図・表が効果的に使えませんが、
文書添付ならば郵送申請と同じ様式(前回までの様式を元にする)で
作成する事ができますので、この点でも大きなデメリットはありません。

 
ただ1点、申請後に申請帳票を発行できるのですが、
文書添付した場合、「別紙参照。」のみとなってしまうのです。
別紙は、申請後には具体的に何を添付したか確認できません。

これは他の添付資料(加点資料・認定支援機関確認書など)も同様です。
申請後の情報管理面では不便さが残る印象でした。
添付資料も一括で残してくれるとお客様も見返しやすいのに、と思います。。

※参考:無情なる「別紙参照。」の図。

 

◎その他


(改めての話ですが)ものづくり補助金の電子申請は、指定のフォームで行います。
その申請が地味に面倒な手順でして。

1.中小企業庁のポータルサイト「ミラサポ」に登録する

2.「ミラサポ」から「ものづくり補助金電子申請アカウント」を取得する

3.2.で取得した専用アカウントで申請する

 
二段階の登録をするため、面倒かつややこしい所があります。
ある意味、電子申請で一番のデメリット(難点)かもしれません。

 
また、実は「ミラサポ」と「ものづくり補助金電子申請アカウント」は
セットで運用される物(紐づいている)訳では無いのです。

『「ものづくり補助金電子申請アカウント」の取得には、
【「ミラサポ」にログインしている】状態であることが条件』

というだけで、取得してしまえば「ミラサポ」は必要なく、
もっと言ってしまえば取得した際の「ミラサポ」の登録情報も関係ありません。
 

「ミラサポ」非ログイン時はこうですが
「ミラサポ」ログインするとこうなります。

 
つまり、
『「ミラサポ」IDを持つAさんが、自分の分だけでなく
無関係のBさん、Cさん、Dさん……の「電子申請アカウント」を取得する』

という事も合法的にできてしまうのです。

申請のエラーチェックがきっちりしてる割に、
ここの連携はやたら杜撰だなあって思ってしまいました。

 
これは作成支援(代行)をする際には好都合な仕組みとも言えます。
万全を期するには「ミラサポ」IDも取得するべきですが、
ITリテラシティの低いお客様を支援する場合は
『「電子申請アカウント」まで一括で自社作成し、最後に確認・申請だけしてもらう』
なんて運用法もできるという事です。

勿論、今後改修される可能性もありますが……。

 
 

以上、実際に郵送申請から電子申請に切り替えてみた感想でした。
実感としては「(少なくとも今回の仕様なら)電子申請、やりやすい」って感じですね。
仮に次回以降郵送申請が復活しても、現状なら電子申請を続けそうです。
 
P.S.
今回の2次公募での弊所の事業計画名の平均文字数は32.4でした。
30文字制限、おおむね守れてました。。(前回記事参照)

 
 

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